佐賀牛のしゃぶしゃぶ|部位の選び方・人数別の量の目安と美味しい食べ方【お正月のごちそうに】

佐賀牛のしゃぶしゃぶ|部位の選び方・人数別の量の目安と美味しい食べ方【お正月のごちそうに】

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ロース・肩ロース・モモ・切り落とし。しゃぶしゃぶ・すき焼きに使える佐賀牛をそろえています

佐賀牛がしゃぶしゃぶに向いている理由|「艶さし」と厳しい基準

佐賀牛は、JAグループ佐賀管内の肥育農家で育てられた黒毛和種のうち、日本食肉格付協会の格付けで肉質等級5等級、または4等級で脂肪交雑(BMS)値が7以上のものだけが名乗れるブランド和牛です。同じ4等級でも霜降りの度合いが一定以上でなければ認められないため、ブランド牛の中でも基準が厳しいことで知られています。

佐賀牛の特徴としてよく語られるのが、きめ細かく入った霜降りを表す「艶さし(つやさし)」という言葉です。薄切りにして熱いだしにくぐらせると、細かな脂がすっと溶けて口当たりがやわらかくなり、赤身の旨みと脂の甘みを同時に感じられます。

しゃぶしゃぶは、味付けを最小限にして肉そのものの味を楽しむ料理です。焼肉やステーキのように焼き色の香ばしさが加わらない分、肉質の良さがそのまま伝わります。上質な霜降りを持つ佐賀牛は、まさにしゃぶしゃぶで実力が分かりやすいお肉といえます。

しゃぶしゃぶにおすすめの部位|ロース・肩ロース・モモ・切り落とし

しゃぶしゃぶ用として選ばれやすいのは、ロース、肩ロース、モモ、切り落としの4つです。どれが正解ということはなく、「脂の甘みを楽しみたいか、さっぱり食べたいか」で選ぶのがおすすめです。

ロースは霜降りが入りやすく、とろけるような口当たりと甘みが魅力。お正月のハレの日に一番の贅沢を味わいたいときに向いています。肩ロースは適度な霜降りと赤身のコクのバランスがよく、たくさん食べても重くなりにくい部位です。モモは脂が控えめな赤身で、さっぱりと食べたい方や年配の方がいる食卓に。切り落としはいろいろな部位の端が混ざるため形はそろいませんが、量を確保しやすく、〆の雑炊やうどんの具にも活躍します。

部位別・脂ののりの目安 ロース|濃厚な甘み 肩ロース|バランス型 モモ|さっぱり赤身 切り落とし|量を楽しむ

※バーの長さは脂ののりのおおよそのイメージです。同じ部位でも個体や切り方によって差があります。

人数別の量の目安と用意するもの

しゃぶしゃぶのお肉は、1人あたり150〜200gがひとつの目安です。お肉を主役にしっかり食べたいなら200g、野菜や〆までたっぷり楽しむなら150gを基準に考えると、食べきれずに余らせる心配が少なくなります。霜降りの多いロースは少量でも満足感が高いため、ロースと赤身のモモを組み合わせて量を調整するのもおすすめです。

人数別・お肉の量の目安 2人 300〜400g 3人 450〜600g 4人 600〜800g

お肉以外に用意したいのは、白菜・長ねぎ・春菊・水菜・えのきやしいたけなどのきのこ類、豆腐です。だしは昆布を水に30分ほど浸してから火にかけるだけのシンプルなもので十分。佐賀牛の繊細な味を邪魔しないよう、だしは薄めにしておくのがポイントです。

美味しく食べるコツ|湯加減・しゃぶる時間・タレの合わせ方

霜降りの多い和牛は、ぐらぐらと沸騰した湯に長く入れると脂が抜けすぎ、身も縮んでかたくなりがちです。鍋は一度沸騰させたら火を弱め、表面がふつふつと小さく揺れる程度を保つのがコツです。お肉は1枚ずつ広げて箸で持ったまま湯にくぐらせ、ピンク色が残らず全体の色が変わったら引き上げます。

美味しくしゃぶる3ステップ 1 沸騰したら火を弱める 2 1枚ずつ広げてくぐらせる 3 色が変わったらすぐ引き上げる

タレは、脂の甘みが強いロースにはさっぱりしたポン酢、赤身のモモや肩ロースにはコクのあるごまだれ、と使い分けると最後まで飽きずに楽しめます。上質な佐賀牛なら、少量の塩やわさびだけでお肉本来の甘みを味わうのもおすすめです。もみじおろしや刻みねぎ、柚子皮などの薬味を添えると、お正月らしい華やかな食卓になります。

なお、お肉は生や半生の状態で食べず、色がしっかり変わるまで火を通してください。小さなお子さまやご高齢の方、妊娠中の方が召し上がる場合は、特に念入りに加熱しましょう。生肉を扱う取り箸と、食べるときの箸を分けておくと安心です。

お正月に楽しむための段取り|解凍から〆まで

冷凍で届いた佐賀牛は、食べる前日に冷蔵庫へ移し、時間をかけてゆっくり解凍するのが基本です。薄切り肉なら半日〜1日程度がひとつの目安になります。常温や電子レンジでの急な解凍はドリップ(肉汁)が出やすく、旨みが逃げる原因になるため避けましょう。解凍後はなるべく当日中に食べきるのがおすすめです。

年末は宅配便が混み合い、配送日の指定枠が早めに埋まることもあります。お正月にしゃぶしゃぶを予定しているなら、12月中旬までに注文して冷凍庫で保管しておくと安心です。届いたら冷凍庫に入れ、必要な分だけを前日に冷蔵庫へ移すようにすると、元日・二日と分けて楽しむこともできます。

〆は、お肉と野菜の旨みが溶け出しただしを活かして、うどんやお餅、ご飯と卵で雑炊にするのが定番です。お正月らしくお餅を入れれば、おせちとはまた違ったごちそうとして家族に喜ばれるでしょう。

まとめ

佐賀牛は「艶さし」と呼ばれるきめ細かな霜降りが魅力で、味付けがシンプルなしゃぶしゃぶでこそ本領を発揮します。脂の甘みを味わうならロース、バランス重視なら肩ロース、さっぱり食べたいならモモ、量を楽しむなら切り落としと、食卓に合わせて部位を選んでみてください。

量は1人150〜200gを目安に、湯はふつふつ程度に保ち、色が変わったらすぐ引き上げるのが美味しく食べるコツです。年末の配送混雑も考えて早めに準備し、お正月に家族そろって佐賀牛のしゃぶしゃぶを囲んでみてはいかがでしょうか。

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監修: 和牛本舗編集部 / 和牛ソムリエ資格者

この記事は、和牛の格付け基準や産地ごとの特徴、味わいの違いに関する専門知識を持つ「和牛ソムリエ」資格保有スタッフが内容を確認しています。和牛選びの参考としてお役立てください。

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