能登牛ステーキの焼き方|冷凍サーロインの解凍・焼き時間の目安と失敗しないコツ【クリスマスディナーに】

能登牛ステーキの焼き方|冷凍サーロインの解凍・焼き時間の目安と失敗しないコツ【クリスマスディナーに】

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希少な石川県のブランド和牛。サーロインステーキからすき焼き用まで揃っています

クリスマスのごちそうに「今年はおうちでちょっといいステーキを」と考えている方も多いのではないでしょうか。石川県のブランド和牛・能登牛のサーロインは、きめ細かなサシと上品な脂の甘みが魅力。一方で、脂の多い和牛は焼きすぎるとせっかくの脂が流れ出てしまうため、焼き方で仕上がりが大きく変わります。

この記事では、通販で届くことの多い冷凍の能登牛サーロインステーキを、解凍から焼き上げ、盛り付けまで自宅で失敗なく仕上げるコツを順を追って解説します。

能登牛のサーロインがステーキに向いている理由

能登牛は、石川県内の生産・流通関係団体でつくる「能登牛銘柄推進協議会」が定めた基準を満たした黒毛和牛だけが名乗れるブランド牛です。出荷頭数が少なく、県外ではなかなか出会えないことから「幻のブランド牛」と呼ばれることもあります。さらに上位には、格付けやオレイン酸の含有率などの条件を満たした「能登牛プレミアム」という認定もあります。

サーロインは背中側の腰に近い部位で、ほどよいサシと赤身の旨みのバランスがよく、ステーキの定番として知られています。能登牛のサーロインは脂の口どけのよさが特長で、厚めに切ったステーキにすると、表面の香ばしさと中のジューシーさの対比をしっかり楽しめます。

ただし、サシの多い和牛は赤身中心の輸入牛に比べて火の通りや脂の溶け方が早いのが特徴です。「強めの火で表面を焼き固め、中は余熱で仕上げる」という基本を守ることが、おいしく焼くための一番の近道です。

冷凍ステーキの解凍と焼く前の下準備

冷凍で届いたステーキは、冷蔵庫でゆっくり解凍するのが基本です。パッケージのまま、または保存袋に入れてバットにのせ、冷蔵庫に移して半日〜1日ほどかけて解凍します(厚さや冷蔵庫の温度によって前後します)。電子レンジや常温での急な解凍は、表面だけ温まって中が凍ったままになったり、ドリップ(肉汁)が多く出たりしやすいので避けましょう。クリスマス当日に焼く場合は、前日の夜に冷蔵庫へ移しておくと安心です。

焼く30分ほど前には冷蔵庫から出して、室温に置いておきます。冷たいままの肉をフライパンに入れると、フライパンの温度が下がって焼きムラの原因になるためです。30分置いても肉の中心温度はそれほど上がりませんが、表面が冷えすぎていないだけでも焼き上がりが安定します。長時間の放置は衛生面で好ましくないので、室温に置くのは30分程度を目安にしてください。

焼く直前には、キッチンペーパーで表面の水分やドリップをしっかり拭き取ります。水分が残っていると焼き色がつきにくく、香ばしさが出ません。塩・こしょうは焼く直前に振るのがポイント。早く振りすぎると塩で水分が出てしまいます。筋が気になる場合は、脂と赤身の境目にある筋に数か所切り込みを入れておくと、焼いたときに反り返りにくくなります。

冷蔵解凍 室温に 焼く 休ませる 半日〜1日 約30分 数分 3〜5分 ※時間は目安。肉の厚さで変わります

フライパンでの焼き方と焼き時間の目安

フライパン(できれば厚手のもの)を中火〜強めの中火でしっかり温め、牛脂または少量の油をなじませます。牛脂を使うと、和牛らしい香りがいっそう引き立ちます。フライパンが十分に熱くなったら、盛り付けたときに表になる面を下にして肉を入れます。

厚さ2cm前後のサーロインなら、最初の面を1分〜1分半ほど焼いてしっかり焼き色をつけ、裏返して30秒〜1分ほど焼くのがミディアムレア寄りの目安です。焼いている間は肉を動かしすぎず、焼き色がつくのを待ちましょう。脂身の部分はトングで立てて軽く焼くと、香ばしさが増して余分な脂も落ちます。肉の厚さやフライパン、火力によって火の通り方は変わるため、時間はあくまで目安とし、焼き色や弾力を見ながら調整してください。

焼き上がったらすぐに切らず、アルミホイルでふんわり包んで3〜5分ほど休ませます。余熱で中まで穏やかに火が入り、肉汁が落ち着くため、切ったときに肉汁が流れ出にくくなります。好みの焼き加減より少し手前で火から下ろすのが、和牛をジューシーに仕上げるコツです。

レア ミディアムレア ミディアム 中心が赤い 中心がロゼ色 淡いピンク ※断面の色のイメージです

クリスマスディナーに合うソース・付け合わせと盛り付け

能登牛のような脂の甘みが豊かな和牛は、まずは塩だけ、またはわさびを少し添えて味わうのがおすすめです。肉そのものの香りと脂の甘みがストレートに感じられます。変化をつけたいときは、わさび醤油、ポン酢、すりおろし玉ねぎのソースなど、さっぱり系のソースを添えると最後まで重たくなりにくくなります。

クリスマスらしく仕上げるなら、肉を焼いたあとのフライパンに残った脂と肉汁を活かして、赤ワインと醤油を少量加えて煮詰めた簡単なソースを作るのも一案です(アルコールはしっかり煮詰めて飛ばしてください)。付け合わせには、クレソンやベビーリーフの緑、ミニトマトの赤、にんじんのグラッセなど、赤と緑を意識すると食卓が一気に華やぎます。

盛り付けるときは、休ませたステーキを1〜1.5cm幅にそぎ切りにして断面を見せるように並べると、取り分けやすく見た目も豪華になります。量の目安は、ほかにも料理が並ぶディナーなら大人ひとり100〜150g程度。240g前後のサーロインなら、切り分けて2人でちょうどよいくらいの量です。

失敗しないための注意点とよくある疑問

よくある失敗は、焼きすぎとフライパンの温度不足です。「念のため」と長く焼くと、和牛の繊細な脂が溶け出して硬くなりがちです。反対に、フライパンが温まりきっていないと焼き色がつく前に肉汁が出てしまいます。心配な方は、料理用の温度計で中心温度を確かめながら焼くと、焼き加減を安定させやすくなります。

なお、焼き加減の好みは人それぞれですが、小さなお子さまや高齢の方、体調がすぐれない方と一緒に食べる場合は、中までしっかり火を通したものを取り分けると安心です。また、ひき肉を使ったハンバーグや、小さな肉を結着させた成型肉は中心部まで十分に加熱する必要があります(ステーキ用に切り出した一枚肉とは扱いが異なります)。

焼いたステーキが余ったら、粗熱を取ってラップで包み、冷蔵庫で保存して早めに食べきりましょう。翌日は薄く切ってステーキ丼にしたり、サラダにのせたりすると、温め直しで硬くなるのを防げます。未調理の冷凍ステーキは一度解凍したら再冷凍せず、解凍した分は使い切るのがおいしさを保つポイントです。

まとめ

能登牛のサーロインステーキをおいしく焼くコツは、「冷蔵庫でゆっくり解凍」「焼く30分前に室温へ」「水分を拭いて塩は直前に」「強めの火で表面を焼き、余熱で仕上げる」の4つです。焼き時間はあくまで目安として、焼き色と弾力を見ながら調整しましょう。

今年のクリスマスは、希少な能登牛のステーキを主役にした特別なディナーを、ご家族や大切な方と楽しんでみてはいかがでしょうか。前日に冷蔵庫へ移すことだけ忘れずに、当日は焼きたてを味わってください。

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監修: 和牛本舗編集部 / 和牛ソムリエ資格者

この記事は、和牛の格付け基準や産地ごとの特徴、味わいの違いに関する専門知識を持つ「和牛ソムリエ」資格保有スタッフが内容を確認しています。和牛選びの参考としてお役立てください。

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