喪中のお歳暮は贈ってもいい?のし・時期・寒中見舞いのマナーと和牛ギフトの選び方

喪中のお歳暮は贈ってもいい?のし・時期・寒中見舞いのマナーと和牛ギフトの選び方

目次

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喪中でもお歳暮は贈ってよい?基本の考え方

結論からお伝えすると、喪中であってもお歳暮を贈ることは差し支えないとされています。お歳暮は一年間お世話になった方へ感謝を伝える季節のご挨拶であり、結婚祝いや出産祝いのような「お祝い事」ではないためです。贈る側が喪中の場合も、受け取る側が喪中の場合も、基本的には例年どおり贈ってかまいません。

ただし、喪中のご家庭は故人を偲ぶ期間にあるため、普段以上に相手の気持ちへの配慮が求められます。具体的には「のし・水引の選び方」「贈る時期」「添える言葉」の3点で、通常のお歳暮とは異なる心づかいが必要です。この3点さえ押さえておけば、喪中だからといって毎年のご挨拶を途切れさせる必要はありません。

なお、喪中の考え方や気にするポイントは地域・宗教・家庭によって異なります。親族や関係の深い方に贈る場合は、事前に家族や年長者に確認しておくとより安心です。

「自分が喪中」「相手が喪中」それぞれのマナー

自分(贈る側)が喪中の場合は、お歳暮を贈ること自体に問題はありません。感謝の気持ちを伝える贈り物なので、例年お世話になっている方には通常どおり贈って大丈夫です。ただし、紅白の水引やお祝いを連想させる華やかな包装は避け、落ち着いた体裁に整えます。四十九日(忌明け)前であれば、少し時期をずらす配慮をするとより丁寧です。

相手(受け取る側)が喪中の場合も、お歳暮は贈ってかまいません。ここで特に注意したいのは、ご不幸から日が浅いケースです。四十九日を迎える前の「忌中」は、ご遺族が法要や手続きで慌ただしく、贈り物を受け取る気持ちの余裕がないことも少なくありません。そのような時期は無理にお歳暮の時期に合わせず、忌明け後に贈るのが望ましいとされています。

また、添え状や送り状では「おめでとう」「お喜び申し上げます」といったお祝いの言葉は使わないようにしましょう。故人を悼む一言と、日頃の感謝を伝える言葉を中心にまとめるのが基本です。

四十九日前なら「寒中見舞い」に切り替える

お歳暮の時期は、一般的に12月上旬〜12月20日頃が目安です(近年は11月下旬から贈る方も増えています)。しかし、ご不幸から間もなく忌明けを待つとお歳暮の時期を過ぎてしまう場合は、年が明けて松の内が過ぎてから「寒中見舞い」として贈る方法があります。

贈る時期の目安 お歳暮 12月上旬〜 20日頃 松の内 1月1日〜7日 寒中見舞い 1月8日〜 立春の前日 ※松の内は関西など1月15日までの地域もあります

寒中見舞いの期間は、松の内(元日〜1月7日)が明けた1月8日頃から、立春(2月4日頃)の前日までが一般的です。関西など松の内を1月15日までとする地域では、1月16日以降に贈るのが無難です。表書きは「寒中御見舞」、目上の方には「寒中御伺」とします。

「喪中なのでお年賀(御年賀)に回そう」と考える方もいますが、お年賀は新年を祝う意味合いが強いため、喪中の方には避けるのがマナーです。年明けに贈る場合は、必ず寒中見舞いとして贈りましょう。

喪中のお歳暮ののし・包装・添え状の書き方

喪中のお歳暮で最も間違えやすいのが「のし」です。通常のお歳暮では紅白の蝶結びの水引と熨斗(のし)が付いた掛け紙を使いますが、喪中の場合は紅白の水引をかけず、白無地の奉書紙または無地の短冊を使うのが一般的です。表書きは通常どおり「お歳暮(御歳暮)」とし、その下に贈り主の名前を書きます。

掛け紙の違い 通常 紅白水引+のし 喪中 白無地・水引なし ※表書きはどちらも「お歳暮」

包装紙も、華やかな柄やクリスマス・お正月を思わせるデザインは避け、落ち着いた色味のものを選びます。通販で注文する場合は、注文時の備考欄やギフト設定で「無地のし(水引なし)」「弔事にも対応できる包装」を指定できるかを事前に確認しておきましょう。

添え状では、「このたびはご愁傷さまでございました」など故人を悼む一言に続けて、「本年も大変お世話になりました。心ばかりの品をお送りいたしますので、ご家族の皆さまでお召し上がりください」といった形で感謝を伝えるのが自然です。「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉は、不幸が重なることを連想させるため使わないよう注意しましょう。

喪中の方へ和牛を贈るときの選び方

喪中の方への贈り物として和牛を選ぶこと自体は問題ありません。ただし、ご家族が法要や来客対応で忙しい時期であることを考えると、調理の手間が少ないものや日持ちするものが喜ばれやすい傾向があります。たとえば、冷凍で届いて好きなタイミングで解凍できるすき焼き用・しゃぶしゃぶ用のスライス肉や、温めるだけで食べられる加工品などは、相手の負担になりにくい選択肢です。

量の目安は、ご家族の人数に合わせて1人あたり100〜150g程度を基準にすると過不足が出にくくなります。大容量すぎる品や、豪華さを強く打ち出した木箱入りの派手なセットは、喪中の時期には控えめなものに替えるのもひとつの配慮です。

予算は、喪中だからといって例年より上げたり下げたりする必要はありません。毎年お歳暮を贈っている相手であれば、例年と同程度の価格帯で選ぶのが自然です。「相手の負担にならないこと」「落ち着いた体裁であること」を意識すれば、和牛は喪中の方にも気持ちの伝わる贈り物になります。

まとめ

お歳暮はお祝いではなく感謝のご挨拶なので、自分が喪中でも相手が喪中でも贈ってかまいません。その際は、紅白の水引を避けて白無地の奉書紙や無地の短冊を使い、表書きは「お歳暮」とします。ご不幸から日が浅く四十九日前にあたる場合は、時期をずらして松の内明けに「寒中見舞い」として贈るのが丁寧です。

和牛を選ぶなら、調理の手間が少なく日持ちする冷凍スライスや加工品など、相手の負担にならないものがおすすめです。マナーを押さえて、故人を偲ぶご家族に寄り添う一年の締めくくりのご挨拶を届けましょう。

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監修: 和牛本舗編集部 / 和牛ソムリエ資格者

この記事は、和牛の格付け基準や産地ごとの特徴、味わいの違いに関する専門知識を持つ「和牛ソムリエ」資格保有スタッフが内容を確認しています。和牛選びの参考としてお役立てください。

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